結婚のチャンスはある？50代の男性の再婚率

相手と離婚あるいは死別し、しばらくのあいだ、ひとりで暮らしていたものの、誰かと新しい家庭を築きたいと思う男性も少なくありません。とくに50代になると、以前の結婚相手との子どもが自立するなど、子育てなどが一区切りするタイミング。

50代という年齢を考えると、結婚のチャンスがあるのか不安になる人も多いでしょう。そこで、50代の男性の再婚率や、再婚率を高める方法について解説します。

【50代男性の再婚率①】厚生労働省のデータ

厚生労働省は平成29年1月に「人口動態統計特殊報告「婚姻に関する統計」の概況」という報告書を公開しています。

【参考】https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/konin16/dl/gaikyo.pdf

この報告書では、婚姻件数、婚姻率、初婚率、再婚率、国籍など、結婚にかかわるさまざまな状況がデータ化されています。そのうちのひとつに「離婚した者の再婚状況」という項目があり、世代ごとに男性・女性の再婚率が記されています。

それによると50代の男性の再婚率は、平成23年は16%、平成24年は14.3%、平成25年は12.4%、平成26年は10.0%と、おおむね10%を超える数値が出ています。年度ごとに上下するものの、おおむね10%以上15%未満が平均と言えそうです。

【50代男性の再婚率②】チャンスはある？

10%以上15%未満という数値をどのように受け止めればいいでしょうか。再婚率とは、もういちど結婚することを希望し、実際にそれが実現した人の割合です。10%以上15%未満という数値は、一見すると少ないように思えます。しかし、婚活市場の傾向を踏まえると、必ずしもそうとは言い切れません。

婚活市場では、さまざまな世代の人が活動していますが、50代を超えると成婚率は下がってしまうという現実があります。それを踏まえて、離婚から5年以内に10人に1人は再婚しているという数値を見てみると、「意外と再婚率は高い！」という感じがしませんか？

【50代男性の再婚率③】シニア向けの婚活

30代や40代の男性ですと、お相手の女性の年齢は、年下、同い年、年上というように、選択肢に幅があります。40代の男性が30代の女性と、30代の男性が20代の女性と結婚することも多々あります。

しかしながら50代になると、年齢差のある結婚が難しくなり、ある程度近い世代の女性と出会うことが必須となります。そこでおすすめなのがシニア向け・中高年向けの結婚相談所へ入会すること。このような結婚相談所は、年齢制限が設けられているため、年齢のミスマッチを避けられるからです。

まとめ

50代の男性の5年以内の再婚率の高さには、子どもの自立や退職後の生活など、さまざまな要因があります。50代だからこそ、価値観やライフスタイルが合う相手を選びやすくなります。それを理解したうえで婚活すると、再婚のチャンスが広がるでしょう。