50代のAI婚活を支援！埼玉県の「恋たま」について

日本政府は2020年より、少子化対策の一環として、AI（人工知能）を活用した婚活を支援しています。今後も自治体によるAI婚活支援政策は続く模様。実際、AIを通じてお見合いしたり交際したりすることに、どれだけの実績があるのでしょうか。

そこで、50代の婚活を支援してくれるAI婚活について、埼玉県の「恋たま」の取り組みを通じて解説します。

参考：https://www.koitama.jp/

【埼玉県のAI婚活①】成婚まで期間

「恋たま」は、結婚を真剣に考えている独身の男女に出会いの場を提供する結婚支援サービス。埼玉県が公的に運営しています。「恋たま」のサイトでは、令和2年の時点の実績を公開。それによると、成婚に至った人の52%がAI媒介、48%が検索媒介という結果が出ました。

成婚退会するまでの平均交際期間は4か月から8か月のあいだが中心。平均すると5.8か月で成婚に至っているそうです。3か月以内に成婚退会している人も一定数おり、スピード感をもって婚活していることが分かります。

【埼玉県のAI婚活②】登録者の年齢

AI婚活というと、ネットに慣れている若い世代が多く利用している印象があります。「恋たま」のデータによると成婚者は36歳から39歳が多く、この層は男性が突出しています。一方、女性の成婚者が多いのは20代から34歳までの層。 50代の成婚者は一定数いるものの、女性の成婚率は厳しい数字です。

現状、50代の婚活者にとって、厳しい現実を突きつけているようですが、必ずしもそうとは言えません。成婚者とは別に登録者の割合を見ると、40代から50代にかけての登録者は男性が突出しています。ここから分かるのは「男余り」。50代の女性にとってはチャンスかもしれません。

【埼玉県のAI婚活③】登録までの流れ

「恋かつ」を利用したい場合、まずはウェブ上で仮登録および面談の予約をします。そのあと、本人確認を兼ねた面談が行われ、承認されたら本登録の作業に進みます。そこでプロフィールに該当するマイページを作成。それが完成したら、AIと自分の検索により、マッチングする相手を探します。

登録までに必要なものは以下の通りです。

・利用登録料

・写真付き身分証（運転免許証やパスポートなど）

・本籍地の市町村が発行する「独身証明書」（※発行から3か月以内のもの）

・「所得証明書」「確定申告書の控え」「源泉徴収票」のうちいずれか1つ

・写真1～2枚

婚活に進んでも、うまくマッチングしない場合はカウンセラーがサポートする体制となっています。

まとめ

「恋たま」は、2018年10月にスタートし、2021年5月の時点で成婚退会は94組。AI婚活が話題になったのが最近ということを考えると、ある程度の実績があると言えます。埼玉県にお住いの人、将来、埼玉県に移住する気持ちがある人は、いちどサイトをのぞいてみてはいかがでしょうか。