50代の婚活を支援する東京都の取り組み TOKYOふたりSTORY

最近は、自治体の主導により、婚活を支援する制度が整いつつあります。自分が住んでいる街に婚活を支援する制度があれば、費用をかけることなく婚活ができます。50代で婚活する場合、一般の結婚相談所に登録しながら、自治体の婚活支援サービスを利用する人も多いようです。

そこで今回は、東京都が婚活を支援するTOKYOふたりSTORYについて解説します。

参考：https://www.futari-story.metro.tokyo.lg.jp/

【50代の婚活①】東京都は情報発信を重視

東京都には、数多くの結婚相談所があり、定期・不定期のお見合いパーティーが頻繁に開催されています。また、東京都に住んでいる、あるいは通勤している人は、ほかの地域に住んでいる人とくらべると、比較的出会いのチャンスに恵まれています。

東京都が本格的に婚活事業に参入すると、既存の結婚相談所を経営難に陥らせてしまう可能性あります。このような理由からか、TOKYOふたりSTORYは、結婚を考えている人に向けた情報発信に特化。実際の出会いの場の創出には比重を置いていません。

【50代の婚活②】未婚率が多い東京都

OKYOふたりSTORYが情報発信に特化しているもうひとつの理由が、東京都の未婚率の高さ。2019年に国立社会保障・人口問題研究所による推計結果によると、全世帯に占めるひとり暮らし世帯の割合が、東京都はとくに突出していることが分かりました。

参考：https://mainichi.jp/articles/20190419/k00/00m/040/269000c

背景にある理由のひとつが、東京都における地方からの人口流入と非婚化。そこで東京都は、結婚は自分の価値観に基づいて決めるとしたうえで、婚活を始めるきっかけとなるような情報提供を行っています。

TOKYOふたりSTORYは、結婚した人の体験談や利用できる制度の紹介と合わせて、どのような人生を送りたいのか考えられるコンテンツを提供しています。興味深い内容ですので、いちど目を通してみるといいでしょう。

【50代の婚活③】他県の制度も併せてチェック

東京都のTOKYOふたりSTORYは、50代で婚活を始めるにあたり、人生について考えるきっかけを作ってくれる興味深いサイトです。とはいえ、実際に婚活を支援するサービスを提供していません。そこで、東京都に住んでおり、自治体の婚活サービスを利用したい人は、近隣他県のサービスをチェックすることをおすすめします。

埼玉県の「恋たま」、千葉県の「ちば My Style Diary」、神奈川県の「恋カナ！」では、情報提供に加えて出会いの場も提供しています。なかでも埼玉県の「恋たま」は、独自のマッチングサービスを運営しており、県外の人も登録できるため出会いの機会を広げてくれるでしょう。

まとめ

自治体の婚活支援サービスはどこも比較的安い費用で利用できます。とはいえ、既存の結婚相談所とくらべると歴史が浅いため、未知数の部分も多々あります。そこで、東京都で結婚したいものの婚活に苦戦している50代の方は、結婚相談所と併用する形で東京都または近隣他県の婚活ービスを活用してみてもいいでしょう。