自分を相手に伝えるための自己アピールは、「婚活」という全くの初対面同士の交流の場だからこそとても重要です。
言ってみれば、自己アピール次第で次に繋げられるかどうかが決まるといっても過言ではありません。
では、婚活をスタートさせる際に知っておきたい自己アピール術についてご紹介します。
自己アピールはなぜ重要?
婚活において全く知らない相手を判断するときや会話をするとき、何を基準にするかというと、自己アピールです。
もちろん会話を通してお互いのことを話していく…というのは婚活でなくても会話の基本となります。
ですが、相手に関する情報量が少なすぎると、会話のきっかけとすることができず、会話がスムーズにすすまない、何を話せばよいか分からず沈黙…。
なんてことにもなりかねません。
それでは好印象を与えることや、次に繋げることはできません。
また、自己アピールの印象が強いと、後々相手の中での印象に残りやすくなります。
『何を話したっけ…?』と忘れられてしまうより、『あの人は〇〇の話をして盛り上がったな』と記憶された方が次への期待を持つことができます。
婚活スタイルごとに違う自己アピール
婚活スタイルには実にさまざまなものがあります。
メインとなる方法を挙げると、結婚相談所の利用や婚活パーティーへの参加、婚活アプリの活用といった3パターンです。
結婚相談所の利用であれば、大半の場合専任カウンセラー(アドバイザー)と一緒に婚活を進めていく形になります。
その場合、自己アピールについてもより魅力的にうつるようサポートを受けることができます。
この点は結婚相談所ならではのメリットであり、安心して婚活ができる部分と言えます。
問題は婚活パーティーそして婚活アプリでの婚活です。
これらの婚活スタイルの場合、あらかじめ自分で自己アピールを考えておかなければなりません。
しかも、自分を表すのは自己アピールの情報のみ!
ここに自己アピールが担う、大きな役割です。
婚活パーティーではフリートークタイムがあったり、一人ひとりが順番に異性と会話する時間を設けられていることが多いため、会話をすることができます。
ただ、一人のお相手と会話をしたりコミュニケーションをとる時間は5分程度と短く、自己アピールの情報が少ないと、そもそもの会話が進まないだけでなく、参加人数自体が多いので、相手の記憶にも残りづらくなってしまいます。
また、婚活アプリではより一層自己アピールが重要となります。
なぜなら、婚活アプリでは自己アピールだけで相手を判断しなければならないからです。
それもそのはず、婚活アプリというとスマートフォンやタブレットなどを用いて時間や場所を選ばず、いつでもお相手探しができる点が最大のメリット。
その一方で、データ上で相手しか相手を判断することができないため、自己アピールの内容が薄かったり、魅力的と感じない自己アピールでは候補となることすらできないのです。
やはりどのような婚活スタイルであっても、異性から魅力的に見える、相手の記憶に残ることができるような自己アピールを目指したいものですね。
自己アピールでアピールすべきこと
自己アピールについて、ただ単にありのままの自分のことを書けばいい。
そんな風に思っていませんか?
もしかすると、婚活をしていてもなかなか良い人に巡り会えない原因は自己アピールにあるかもしれません!
では自己アピール欄で特にアピールすべき点にはどういったものがあるのかというと、以下の通りです。
- 一つ目に自身の性格やチャームポイントについて。
どのような人間か、人柄に関する情報は、相手は最も知りたいところ。
特に50代という大人世代になると、外見よりも内面を重視してお相手を選びたいと思っている人は非常に多いです。
さまざまな人と出会ってきた経験があるからこそ、結婚する相手に関しては相手の人柄や自分との相性を重視する人が多いことにも納得です。
自身の性格やチャームポイントについて理解しているでしょうか?
婚活を始めることを機に、一度自分と向き合ってみましょう。
自分を良く知っている友人・知人に聞くなど、自身の性格や魅力について考えてみることも良いですね。 - また、結婚観についてもとても重要!
婚活をしている人であれば、とても知りたいと思っている部分です。
結婚観には色々あって、たとえば『結婚したい』その思い自体は共通していたとしても、結婚するまでの期間はどのぐらいか、結婚後の生活(住む場所などの生活スタイル、共働きかどうかなど)などは人それぞれ。
そういった細かな部分に対する考え方が合致しているかどうかが、婚活で相手を選ぶ際の重要ポイントと言えます。
ただし、理想としている結婚像や理想カップル等をあまり詳しく書いてしまうと、相手に『理想を押し付けられるのでは…?』と感じさせる要因になってしまいかねません。できるだけ抽象的に書くようにしましょう。 - さらに趣味・趣向をはじめとするプライベートな部分に関しても詳しく書いておくと、相手に伝わりやすく共通点を探すこともできるのでオススメです。
特に大人世代は、結婚相手に共通の趣味など一緒に楽しめる何かを持っている人を選ぶ傾向にあります。結婚後の生活を共に過ごす上で、何かを共有できる相手が欲しいと感じているのです。
趣味・趣向に関して詳しく記載することで、例えば映画鑑賞が趣味の場合『映画鑑賞がご趣味なんですね。最近見た映画は何ですか?』、『私も映画鑑賞が趣味なんですが、今度一緒に行きませんか?』などと会話の幅を広げることができます。とはいえ、男性のバイクや女性のネイル…など、異性にはあまり興味がないものを書くのは避けましょう。なるべく、異性と楽しめるものを書くとよいですね。
自己アピールであまり記載しない方が良いこと
誰にでも魅力的な「良い面」があると同時に、不得意なことや苦手とする、他の人にはあまり言えないような一面もあります。
婚活を通して出会い、デートを重ねてお互いを知っていく中で伝えていけばよいものについて、わざわざ自己アピール欄に記載する必要はありません。
その最たるものが、ネガティブな内容。
自分のマイナス面を伝えることは正直ととれる一方で、ネガティブな内容を記載してしまうと、ネガティブなイメージがついてしまいます。
すると、次に繋げることができない可能性大となるので注意しましょう。
50代というと、結婚歴・離婚歴がある方もいらっしゃるかと思います。
もちろん嘘を書くのはNGですが、なぜ離婚したのか、原因については書きすぎないと同時に、その分再婚に対する強い思いを書くなど工夫するようにしましょう。
続いて、理想のタイプをあまりに詳しく書きすぎるのもやめましょう。
結婚相手に対する理想や条件があること自体は自由ですが、それを自己アピールに記載してしまうと、『理想が高い人だなぁ』、『条件が厳しそう」といったマイナスイメージを与えてしまいます。
異性がどう思うかを考えながら、譲れない条件に絞って記載することをおすすめします。
最後に、できるだけ否定的な言葉は使わない方が無難です。
例えば、「タバコは絶対にNG!」や、「嘘をつく人は嫌いです。」など…。
こういった、否定的な言い方が自己アピールに書かれていると、『性格がきつい』、『結婚後もうるさく言われそう』と思われてしまいます。
反対に、理想のタイプ欄に「嘘をつかない人」や「タバコを吸わない人」と書くなど、同じことを伝える場合でも方法を考えるようにしましょう。
自己アピールでの注意点
自己アピールの内容を魅力的にすることと同時に、重要となるのがプロフィール写真です。
写真なんて何でも同じ!そう思っていませんか?
しかし、人を判断する上で写真はとても重要です。
もちろん外見だけで判断されるわけではありませんが、魅力的にうつっている写真の方が惹かれることはもちろん、婚活に対する真剣度もうかがえます。
適当に選んだ写真や顔が良くわからない写真では、婚活に対する真剣度を感じられません。
また、あまりに若い頃の写真や加工された写真を選ぶのは当然NG。
いかに「かっこよく」、「美人に」見えるかというよりも、「人の良さ」や「誠実さ」が見えるような写真を選ぶようにしましょう。
50代からの婚活、魅力的な自己アピールが出会いのチャンスを繋ぐ
自己アピールは自分を魅力的に見せることができる反面、一つ間違えば、対象外のレッテルを貼られてしまいます。
50代になるとこだわりもあるかと思いますが、『なんでこんな魅力的な人が独身なんだろう』というのと、『だからこの年齢まで結婚できないんだ』と思われるかは紙一重だったりします。
相手がどう感じるかについても考えて、魅力的なあなたをアピールしましょう!