婚活を始めるにあたって、何かしらの疑問点や不安に感じることがあるでしょう。中でもよく耳にするのが「何を話せばよいのかわからない」、会話の内容やコミュニケーションに関するものです。
婚活というと、初めて会う人とコミュニケーションをとることでお互いを知っていくことが必要となりますが、初めて会う人だからこそ会話テクニックは身に着けておきたいところ。
では、50代の婚活を成功させる会話テクニックとはどういったものを指すのでしょうか?
会話の重要性
婚活をすることで、日常では出会えない異性のお相手と出会い、会話やコミュニケーションを通してお互いを知っていくことになります。もちろん、50代という大人世代になると、それなりに異性との交際経験がある人もいらっしゃるかと思います。また、コミュニケーション能力には自信がある!という方であれば、そのような初対面の場面であっても問題なく会話をすることができるでしょう。
しかし、婚活をする人誰しもがそういった方ばかりではありません。むしろ、経験が少ない、コミュニケーション能力に自信がないことで出会いや結婚のチャンスを逃してしまったという人の方が多いかもしれませんね。
婚活において、初対面で感じさせる印象はとても重要。たとえば顔や身長、ファッションといった外見による印象も大切ですが、50代の大人の婚活になると外見以上に重視されるのが内面です。
その理由として、50代というと、それなりに結婚というものがどのようなものか理解しているでしょう。
周りの友人から結婚について話を聞くことがあったり、あるいは過去に結婚(離婚)歴があり再婚を希望して婚活をしているという方もいらっしゃるかもしれません。
そういった中で、若い頃とは異なり外見よりも内面を重視する人が多いのです。
自分との相性であったり、将来的に結婚することになったとして、内面を魅力的と感じることができるかどうか、許容することができるか…。など、そういった面を判断するものとして、会話の内容だけでなく、会話をすることで見える気遣いなどを重視する人が多いのです。
そう考えると、外見に自信がない方でも内面の魅力を会話で伝えることで十分チャンスがあるということになります。
丁寧なあいさつ・言葉遣い
まず会話の内容に関わらず、丁寧な挨拶や言葉遣いは非常に重要です。
私たちは、小さな頃から「挨拶をきちんとしなさい」と教えられてきました。
会話とは挨拶から始まるもの。挨拶ができなければ、第一印象が悪くなってしまうのは避けられません。
小さな声でボソボソと挨拶をされると、『婚活をする気があるの?』、『挨拶ができないのに、きちんと仕事はできているの?』と疑問を感じてしまうことになります。
『初めまして!』、『よろしくお願いします。』こういった挨拶は当たり前のようで大人になると忘れてしまいがち。
婚活は初対面が重要だからこそ、挨拶で良い第一印象となるよう意識しましょう。
挨拶と同様重要となるのが、丁寧な言葉使い。実は、言葉使いが悪い人は結婚できないといわれているほど。
初対面なのですから、当然タメ口はNG! 相手に敬意をもって接するようにしましょう。
10代、20代という若い世代の合コンや飲み会ならまだしも、大人世代になって言葉使いが悪いようでは、素行の悪さや育ちの悪さを感じさせてしまいます。
結婚とは、毎日を共に生きることだからこそ、そういったマイナス面は『人柄も悪いのでは…』と感じさせてしまいます。
言葉使い悪いとは、敬語や丁寧語を完璧に使えないことではなく、ふとしたときに汚い・乱暴な言葉を使う人のことです。
中には、『異性の前では丁寧な言葉を使うから大丈夫』と安心している方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、婚活という初対面の場では取り繕っていたとしても、何度かデートをするうちに言葉使いのクセが見え隠れしてしまいます。
日頃から意識して丁寧な言葉使いを心がけましょう。
会話中は笑顔を意識
会話中、ムスっとした難しい顔をしている人よりも、ニコニコ笑顔でいる人の方が魅力的に感じるのは当然のこと。
笑顔は、婚活の基本中の基本と言っても過言ではありません。
笑顔は相手に安心感を与えます。特に初対面の相手との会話の緊張している人にとって、笑顔ほどリラックスして会話ができるものはありません。
初対面の相手と笑顔でいられる人であれば、結婚後も朗らかに生活できるのではないかと期待できるでしょう。
とはいえ、あまりに不自然な笑顔は逆に怖さを感じてしまうので、できるだけ自然体で笑顔を見せられると良いですね。
相手との共通点を見つける
最近は結婚相手に、趣味・趣向に共通点があるお相手を求める人が急増しているといいます。
結婚後は共に生活するわけですから、休日に共通した楽しみ方をしたいと考える人が多いことにも納得です。
特に大人の婚活になると共通点の有無を重視する人はとても多くみられます。
50代というと、人生の折り返し地点を過ぎた頃。ある程度自分の趣味や趣向、生活スタイルなどが確立されている方が多くみられます。
結婚して誰かと一緒に過ごしていく中でも、自分の好きなことや自分のスタイルを変えずにいたい、一緒に楽しみたいという気持ちが強く見られます。
そういった背景から、婚活の場でのプロフィールや会話の中で、相手との共通点を見つけることはとても重要!
出身地や趣味、仕事内容など何かしらの共通点が見つかるはずです。
共通点があれば、会話が弾み、お互い楽しい時間を過ごすことができるでしょう。
相手の返答には、疑問符をプラスする
初対面の人との会話では、適度な相槌に加え、オウム返しが効果的と言われています。
相槌とは具体的に
『そうなんですね~。』
『なるほど!』
『確かにそうですよね。』
などと言った言葉で相手の話を理解していることを表すこと。
そしてオウム返しとは、相手が言ったことに対してそのままオウムのように返すことを指します。
相手の言葉に相槌をうち、さらにオウム返しをすることで、きちんと話を聞いてくれてていると誠実な印象を与えます。
そしてここで+アルファとして、『How』や『Why』などの疑問符をつけてみましょう。
大人世代ならではの上級テクニックです!
例えば相手の趣味が旅行だった場合。
『どんなところに行かれるんですか?』
という質問をし、
『この間は〇〇に行ってきました』
と答えたとしましょう。
そこで、
『〇〇に行かれたんですね!私も行ってみたかったんです。〇〇に行くなら、オススメはどこですか?』
と徐々に会話を膨らますことができます。
前章でもお伝えしたように、一問一答の会話であれば話が止まってしまいますが、話をどんどん掘っていくことで会話が進みます。
大人世代は、当たり前の会話をすることには慣れているでしょう。
特に婚活歴が長い方、多くの婚活の場に参加している人にとって、ただ一つの事柄に対して質問して終わり。では、記憶に残ることもありません。
少し工夫して自分を印象付けることも会話の中で意識してみましょう。
婚活でNGな会話って?
どれだけ会話が弾んだとしても、NGな質問や会話をしてしまえば即座に印象ダウンに繋がります。
何気なくそういったNGワードや質問を口にしてしまった場合、急に相手の反応は悪くなったり顔色が変わったり…といったことも考えられます。
では、婚活にNGな会話やワードについてご紹介しておくと以下の通りです。
婚活歴を聞く…
これまでに参加してきた婚活パーティーや利用した婚活アプリ等、婚活歴を聞くことはNGです。特に女性は長期間にわたって婚活をしていると思われることを嫌う傾向にあります。婚活に関する質問は非常にデリケートなので、なるべく話さないようにしましょう。
個人情報を必要以上に聞く…
住所や職場等の個人情報を必要以上に聞くことは相手に警戒心を抱かせてしまうことになりかねません。相手のことを知りたいと思っての質問だとしても、必要以上に聞くことは控えましょう。
ネガティブな発言…
仕事に対する愚痴や、自分が結婚できない(恋愛相手として選ばれない)ネガティブな理由等、話していて楽しくない内容はNG。ネガティブな会話や空気は、重い雰囲気そしてイメージになってしまうことから避けましょう。
他の婚活イベントの話をする…
婚活パーティーや登録している結婚相談所、婚活アプリなどさまざまな婚活スタイルがありますが、そういった婚活の場で他の婚活イベントの話をするのはあまり良い印象を与えません。単なる会話として話しているだけだとしても、『自分に興味がないのでは?』と思われてしまいかねません。
会話を楽しむ秘訣は『自然体』!会話テクニックを身に着ける~まとめ~
初対面の人と会話することに対して緊張したり、『何を話せばよいのかわからない』と悩んでいる方もいらっしゃるかと思います。
でも、きっと同じような気持ちの方は他にもたくさんいるはずです。
ご紹介した会話テクニックもさることながら、婚活には慣れも重要!
あまり気負うことなく自然体で会話を楽しむことで、会話を通してあなたの魅力を伝えることができるはずですよ!
大人の婚活、会話を楽しむ余裕をもって臨みましょう。