「お見合い白書」から50代の再婚を読み解く

日本結婚相談所連盟は、実際に婚活した人のデータを総括した「お見合い白書」を公開しました。背景にあるのがAI婚活。AIマッチングをリリースしたことで、趣味や嗜好、活動履歴、顔の好みなどが、どのように婚活に反映されているのかが、把握できるようになりました。

このようなデータは、AI婚活をしている人ではなくても、幅広く応用できるもの。そこで、公開されている内容から、50代で再婚に応用できそうな点を解説します。

【参考】https://www.ibjapan.jp/information/2020/12/1-57.html

【50代の再婚①】お見合い回数

「お見合い白書」によると、見合いが成立した人の平均回数は、1か月で2.4回。週末にお見合いするとしたら、隔週で1回のペースでお見合いをしています。「思ったより少ないのでは？」と感じるかもしれませんが、お見合い料が発生することを考えると、妥当な数字かもしれません。

3回～6回ほどのペースも人も少なくなく、なかには1か月に10回以上とハイペースの婚活者もいます。それだけライバルが活発に活動しているということ。50代となると、早めに成婚につなげたいと思います。そのため、1か月に3回のお見合いを目標に活動するといいでしょう。

【50代の再婚②】男女の年齢差

一般的に、男性は年下の女性、女性は同世代もしくは年下の男性をお見合い相手として選ぶ傾向があると言われています。「お見合い白書」によると、お見合いが最もたくさん成立している年齢差は4歳。男性が年上のパターンとのことです。

同い年のお見合いは7％、女性が年上となるお見合いは10％という結果。マッチング率は男性が年上の4歳差が多いものの、女性は同年齢の人に申し込む傾向があるそうです。50代の婚活者は、若い相手を望む傾向があります。お見合いが成立しないようでしたら、年齢が離れすぎていないか、いちど見直してみるといいでしょう。

【50代の再婚③】年収

男性の年収別のお見合い成立件数は、400万円から700万円のあいだに集中する傾向があります。もともと、このあたりの年収層が多いことも一因。ただし、300万円から400万円の成立件数が一気に減ることを踏まえると、年収のような条件面がお見合いに強く反映されていることが読み取れます。

とはいえ、お見合いのあとに仮交際に進んだ理由として挙げられるのは、収入ではなく会ったときの印象。「笑顔が素敵だった」「感じがよかった」「話しやすかった」「清潔感があった」「気遣いを感じられた」など、内面を重視する傾向があったとのことです。

まとめ

この結果を見ると、お見合いの時点では年齢や年収など条件面を重視するものの、仮交際に進んだあとは、人柄や雰囲気などの内面を見ていることが「お見合い白書」から分かりました。50代で再婚を目指す場合、条件面で苦戦することもあるかもしれません。しかし、プロフィール写真や項目の書き方を工夫してお見合いにつなげれば、仮交際にすすめる可能性が高まると思います。